当院の理念
患者様の これまで を知り
患者様の 今 を見て
患者様とともに 未来 を作る
歯を削るよりも、高い生活の質(QOL)維持に貢献します
多くの方が、歯医者の治療は歯を削ったり、痛みを取り除いたりといったことだと思っているかもしれません。しかし、歯医者の治療は、風邪やケガなどの治療とまったく異なります。それは歯を削る、神経を抜く、治療をするともう一生元の状態には戻らないということです。そのことを多くの方々に理解してもらい、根本の原因を追究して、高い生活の質(QOL)を維持していくことが歯医者の本来あるべき姿だと考えています。
口腔内の健康を保ち、健康寿命を伸ばすサポートを行います
戦後日本は世界に誇る長寿大国となり、平均寿命はどんどんあがっていますが、本当に伸ばさなければならないのは健康寿命ではないでしょうか?
現在、この国では生活習慣病に関連する医療費の支出は増加の一途です。膨らむ国民医療費を抑え、高い生活の質(QOL)の維持や寝たきりを避けるためにはどうしたらいいのでしょう?
人の身体は食べたもので出来ています。食生活の乱れは、日本人の三大死因「がん」「脳卒中」「心臓病」を招く生活習慣病に直結します。お口の病気もまた、生活習慣病そのものです。
そのため、当院では、通常の口腔内のメインテナンスに加え、食事・栄養療法などを取り入れ、生活習慣の改善を提案いたします。また、唾液検査、遅延型アレルギー検査、毛髪ミネラル検査、トリマーキュリーテスト、Oリングテストなど各種検査を通して自分の身体が抱えている病気のリスクを知ってもらうことも、予防の為にはとても大切なことであると考えています。予防によって歯の健康を保つことが高い生活の質(QOL)の維持に繋がります。
患者様とのお約束
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01
大学病院その他の医療機関と提携し、専門医の対応や判断が必要な場合は、紹介いたします。
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02
患者様ごとに担当の歯科医師、歯科衛生士を配備して、患者様一人一人の経過を把握しながら、口腔の健康を維持します。
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03
しろいファミリー歯科では、医療安全管理、院内感染対策、医薬品業務手順等、医療安全対策に係わる指針を作成し、研修の受講ならびに従業者への研修の実施をおこなっております。
医療機器においては、洗浄・滅菌の徹底、治療水の除菌システムを導入するなど、院内感染防止策を講じています。当医院は、安全で安心できる歯科外来診療の環境整備などにおいて、厚生労働大臣の定める施設基準に適合しております。 -
04
患者様の治療やメインテナンスの過程で知り得た個人情報については、個人情報保護法を守り、その取り扱いを院内で定め、その秘密を守ります。
診療の流れ
大人の歯科治療
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01 受付 問診票記入
治療で初めてご来院の方も、検診で初めてご来院の方も、まず受付にて問診票を記入していただきます。
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02 初診、カウンセリング
これから診療を行うにあたり、患者様に当院の方針や、診療内容についてよく理解していただくために、初診の方にはカウンセリングを受けていただきます。
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03 問診、視診、口腔内検査
ご記入いただいた問診票を確認しながら、問診/視診を行います。
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04 検査
応急処置の内容や、当日の予約の状況によって、以下の検査・指導は後日になる可能性があります。
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05 応急処置
すぐに治療が必要な歯があった場合には、応急処置を行います。
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06 治療計画立案
実施した検査の結果をもとに、最小侵襲治療による治療計画と、1人1人の患者様にあった予防プログラムを立案します。
検査について
- 歯を失う大きな原因となっている歯周病について検査を行います。
- 診療前の口内の状況を視覚的に確認できる様に、口腔内写真を撮影します。
- 的確な診断を行うために、レントゲンを撮影します。
- むし歯、歯周病のリスクを把握するために、だ液の検査を行います。
- 歯科衛生士より、正しい歯磨きの仕方について指導します。
お子様の歯科治療
当院では、小児の段階から将来を考えた予防プログラムを立案いたします。
個々のお子様に合わせた最小限の治療、定期的なメインテナンスなどを行うオーダーメイドの診療です。
お子様が初めて来院いただいてから、メインテナンスに至るまでの治療の流れをご説明します。
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01 受付 問診票記入
まずは、先生がお子様もしくは保護者様とお話をしまして、問診・視診いたします。
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02 口腔内写真撮影
診療前のお口の状況を、視覚的に確認できるように口腔内写真を撮影します。
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03 唾液検査
現在(将来)のむし歯リスクを把握するために唾液の検査を行います。
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04 口腔内検査
実際にお口の中を見て検査します。
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05 応急処置
すぐに治療が必要な歯があった場合には応急処置を行います。
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06 治療計画立案
その日に実施した診療の結果を記録に残します。
初日の診療はこれで終了です。おつかれさまでした。
患者様にご満足いただける歯科治療を目指して
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01
高い生活の質(QOL)を維持するための医療を提供する
口腔内は、健康状態がはっきりとわかる、人の身体の中で唯一見えている臓器です。口腔内は消化管の上流に位置します。そのため、口の中が変われば全身が変わると考えています。我々は口腔内から全身疾患を予防するという認識を持つ必要があります。身体を作り、健康の要となる食べ物の正しい知識や、歯科治療において使用する材料(金属等)の悪影響などについても、きちんと患者様に伝える事が重要です。
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02
メンテナンスの重要性を多くの方に理解してもらう
痛みがなくなる=良くなるではありません。削って治療をして詰めるだけでは本当の解決にはなりません。皆さまは今まで歯科医院での治療の際、「なぜむし歯になったのか」「なぜむし歯や歯周病が再発したのか」詳しく説明を受けたことはありますか?その説明もなしに治療を済ますのは応急処置をしたにすぎません。対症療法ではなく、食生活や生活習慣などにも踏み込み、「なぜこういう状況になったのか?」を把握し、歯を削るような歯科治療を受けないで済む口腔内の状態に導く必要があると考えています。
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03
介護が必要になった方にも訪問歯科診療で適切なケアを提供する
「食べる」「話す」がうまく出来ないことは、患者様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を著しく低下させます。また、口腔ケアを怠ると、誤嚥性肺炎やカンジダなどの口腔粘膜疾患を誘発します。しかし、体の不自由な方や、ご高齢で通院困難な方たちは、治療を受けることができずにいるのが現状です。歯科医師が通院困難な患者様のもとに出向き、訪問歯科診療を提供することで、患者様のお口の悩みを解消いたします。QOLを向上させることは、この超高齢化社会における歯科医院の使命であると考えています。
我々は、患者様の健康寿命をのばすお手伝いをしたいと考えています。 -
04
目の前の仕事に目的意識を持つ
ただ漫然と日々の診療をこなすだけではなく、患者様の未来を考え、そこにつなげるための治療を心がける必要があります。大事なのは、チーム全体で共通意識を持つこと、そして今を未来につなげるため、プロフェッショナルとしての自覚・プライド・責任を持つことです。
Message
院長メッセージ
患者様に一歩踏み込んだカウンセリングを
丁寧なカウンセリング、それがしろいファミリー歯科の大切にしていることです。それも、より一歩踏み込み、患者様の身体全体を考えた本質的なものです。
今までの歯科治療は削って詰める、それだけでした。その症状が出るに至った理由までは踏み込んでいませんでした。歯科医院の本当の使命は、口腔内の健康を保つこと、患者様の生涯にわたる健康をサポートすることです。口腔内は全身の健康バランスの指標です。そこが、むし歯や歯周病だらけだと、それは食生活や生活習慣など、見直すべきところがある証拠です。実際、口腔内の病気と全身疾患とのさまざまな関係が研究で明らかになっています。
つまり、「歯科疾患は生活習慣病のひとつ」ということ
むし歯や歯周病の発症原因には、患者様の生活習慣が深く関与していますので、むし歯になったら削って詰めればよいと言った対症療法では何の問題の解決にもなりません。大切なのは、症状の本当の原因を突き止めることであり、むし歯や歯周病の発症・再発を防ぐことです。
それには予防治療が必要不可欠です。予防と言ってもよく言われているような単純に歯磨きの指導をしたり、歯石を取ったりといったことだけではありません。食生活や生活習慣の指導、唾液検査などで知ることのできる個別のリスクにもとづいた予防プログラムの立案など、広い視点から見たトータルな予防の提案が必要です。
食事や生活習慣の重点的な指導
食事は口腔内を通って、消化管へと流れていくので、その最初の場所である口腔を健康な状態に保つのは必然です。さらに、口腔のプロフェッショナルである歯科医師・歯科衛生士が食習慣や栄養指導などを通じて全身の健康の教育やサポートをしていきたいと考えています。
コンビニやファストフード、総菜コーナーで売られているような便利さを追求した現代食は、食材そのものの栄養価が低いことに加え、発色剤や甘味料、保存料、酸化防止剤などの食品添加物が多く含まれています。そのような食事では、必要な栄養を安全に補給するのは難しいのが事実です。
現代人の身体は必要な栄養素が欠如し、飽食の時代にありながら、栄養失調状態なのです。当院では、サプリメント外来も開設しており、オーソモレキュラー療法を用いた体づくり、健康指導を行っております。
医学の祖ヒポクラテスの言葉に「食べ物で治せない病気は医者でも治せない。」「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」という言葉があります。この言葉が示すように、医院や病院は病気になった人の手伝いをする場所であり、病気にならないように指導するべき場所です。病気を治すのは医師でも歯科医師でもなく、本来は自分自身なのです。
たとえば、妊婦の歯科指導において、生まれてくる赤ちゃんのために、食品添加物の危険性や母体の栄養指導、生まれてからの乳児の抱き方、授乳の仕方に関する態癖や姿勢などの生活習慣指導も行っております。なぜなら、お子様の口腔内の状況や歯並びは、母親の胎内にいるときの栄養状況や、抱き方の姿勢が大きく影響するからです。当院のスタッフは、必要な知識をしっかり学び、患者様のお悩みを丁寧に聞くことが出来るよう、日々勉強に取り組んでいます。
最良の治療は自費診療であるという事実
人々は、歯を365日何気なく使っています。そのため歯の重要性は知っていても、ついおざなりにしてしまう傾向があります。それは個人だけに限りません。日本の保険診療の現状にもよく表れています。いま日本国の保険医療制度は、悪くなったら治すという旧来の考えのままです。歯科の保険診療も、その枠内でのみ可能な施術を選択していくというもの。歯の神経を守るための機材や適切な材料の選択、むし歯や歯周病の原因を調べる細菌検査などは、健康保険の適用ができません。
自費診療というと、贅沢品といったイメージを持たれる方も多いかもしれません。ですが、最良の治療は、その分歯の寿命を保ち長期間治療の効果が持続しますし、再発のリスクも抑えることができます。「自費診療」とは実は最大の「予防診療」なのです。保険診療という枠の中での治療を続けている限り、残念ながら対症療法と言わざるをえません。 当院は、歯科医院でよく言われる「削らない」「予防」「痛くない」を言葉だけにしないよう最新の治療技術、機材を揃え全力で患者様の治療にあたります。
「対症療法」から「予防療法」へ
貴方は今までにどれだけの時間と費用を歯科治療に費やしてきましたか?
歯科医院で歯を削る(失う)ために費やした時間とお金を、これからは歯を守るために使いませんか?予防に本気で取り組むことは、健康への投資。必ずあなたに還ってきます。
生きた時間、生きたお金の使い方をしてあなたの未来の健康につなげましょう。
地域の健康を守る「健康(健口)ステーション」を目指して
「むし歯」「歯周病」「口内炎」「ドライマウス」などの症状のほとんどは予防を真剣に考えることで防ぐことができたり、きちんとしたケアをすることで症状を緩和できたりします。私たちは、患者様に知っていただきたいことがたくさんあります。歯科医院での治療やケアの時間は、患者様の人生の中ではほんの一瞬です。ですから、多くの時間は患者様自身でみずからの歯を守らなければいけません。自主的に治そうと努力し、予防へと意識を変化させない限り、歯科医師に出来ることにも限界があります。
患者様には、ぜひ当院の「予防」に対する思いを理解したうえで来院していただきたいと考えております。そのうえで一緒に、健康な生活を目指しましょう。しろいファミリー歯科は、地域の皆様のお口の健康を守り、一生をサポートする「健康(健口)ステーション」を目指して、これからも努力していきたいと考えています。